日本人は、比較的性に開放的な国民と認知されていますが、一方で現実に即していない性教育の未熟さ・LGBTQへの理解不足など、諸々の課題も抱えています。
しかし、世界に目を向ければ開放的な性を謳歌している国も多く、特にオランダは性開放も含め非常に先進的な考え方をする国民性で知られています。
この記事では、そんな性開放の先進国・オランダの性事情について、日本との差についても解説します。
オランダの国民性から紐解く価値観
オランダの具体的な性事情について解説する前に、まずはオランダとはどんな国で、国民はどんな価値観を持っているのかについて解説します。
多様性を尊重する
オランダは、歴史的にも日本との交流が深い国の一つで、鎖国を続けていた時代の日本が貿易を続けていた海外諸国の一つでもあります。
長きにわたり国際交流の中心地として栄えてきた歴史から、異なる文化・ライフスタイルに対して寛容的な性格の人が多く、肌の色などを理由に差別・阻害されるリスクは比較的低い国といえます。
また、コミュニケーションの傾向として、明確な表現・率直な意見を述べることを好み、個々の人物が異なる意見を持つことを当たり前と考える人が多く、議論に対しても積極的な傾向が見られます。
お金の使い方は合理的
オランダ人の多くは、質素かつ合理的な考え方をします。
基本的に無駄な出費を嫌い、必要なもの・良いものだけを買って大切にしますが、赤十字募金や難民救済などへの寄付に協力は惜しみません。
プライベートでは、お祭り・バカンスに魅力を感じている人が多く、日本人に比べて人生を楽しむことには積極的と考えられます。
ゲイクラブに飾り窓……オランダはここまで性に開放的!
海外諸国を比較してみると、オランダは欧州の中でも特に性に開放的な国として知られています。
例えば、首都・アムステルダムにおける開放的な性を象徴するスポットとして「飾り窓」があります。
セクシーな下着姿のセックスワーカーが、ピンクネオンに彩られたガラス越しに通りにいる人を誘惑する姿は、さながらポルノ映画のように煽情的です。
日本で似たような場所をイメージする場合、新宿・歌舞伎町のような歓楽街が近いかもしれませんが、飾り窓はよりスタイリッシュな空間です。
このような演出ができるのは、オランダで売春が合法化されているからでしょう。
ゲイクラブに関しても、やはりホットなクラブが軒を連ねており、アンダーウェア着用で参加する「アンダーウェアパーティー」などが人気です。
オランダのゲイクラブは、主にバー・クラブスペースとクルージングスペースに分かれており、クルージングスペースがいわゆる「ハッテン場」にあたります。
しかし、その区分けは厳密ではないため、ドアを開けたらプレイ中のカップルに出くわすことも……。
もし、日本でこのような事態に遭遇した場合、トラブルに発展するおそれがあるだけでなく、場合によっては警察を呼ばれて逮捕されるリスクさえ考えられます。
日本から来た旅行客や移住者は、こういったオランダの自由な空気に触れることで、大きなカルチャーショックを味わうことも多いようです。
開放性を支えるオランダの「性教育」
ここまでオランダが性に開放的なのは、単純にオランダ人が「お祭り好きだから」というわけではもちろんなく、非常に先進的な性教育が実践されていることが大きいものと考えられます。
そもそも、性教育のあり方が日本と大きく異なるため、ここではそのギャップも含め解説していきます。
オランダの性教育は「4歳から」始まる
オランダは、2012年から性教育が義務化されており、初等教育(小学校)の段階から20歳までという長期間にわたり、性教育を学ばなければなりません。
これに対して日本では、性教育という教科・授業が設けられているわけではないため、小中高の段階で一貫した・踏み込んだ教育には至っていないという現実があります。
社会性にまで目を向けた性教育
オランダの性教育の大きな特徴は、日本のように「思春期の身体の変化」・「受精」・「性感染症の防ぎ方」といった情報を教えるだけでなく、人々の文化・人権・様々な人が多様性を保ちながら安心して暮らせる社会のあり方にまで発想を広げる点にあります。
毎年3月には「性教育週間」というものが定められており、子供たちが年齢に応じて・定期的に様々なことを学べるような仕組みがあります。
さらに、オランダ国内には性教育を支える団体・企業が存在しており、オンラインリソースとして性教育の授業に役立つ資料を整えています。
学校という限られた場所で性教育を行うだけでなく、普段から子供と大人の間に「性と関係性について話せる」雰囲気ができていることが、寛容な文化の形成につながっているといえるでしょう。
アダルトグッズに関してはどう?
性に寛容なオランダでは、アダルトグッズ吸うやつのラインナップも豊富です。
街中に立ち並ぶアダルトショップの中には、いわゆる大人のおもちゃ・DVDだけではなく、コンドームの専門店もあります。
このジャンルに関しても、やはりオランダは進んでおり、なんと性に厳しい「イスラム教徒」向けのアダルトグッズ販売サイトもあるようです。
まとめ
性開放の先駆者ともいえるオランダは、今なお先進的な存在として、世界をリードしています。
その背景には、性を真剣に考え、多様性を尊重する国民性がありました。
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